朝、PECK訪問へ徒歩でゆく。
ホテルを出て、スカラ座広場を抜け、有名なアーケード、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世・ガッレリアを通ってドゥオモ広場まてすぐの道のり。
スカラ座もドゥオモも改修中で囲われていて何もみえない。ドゥオモは全くの逆光で写真を撮らなかった。
ドゥオモの中に入った。ステンドグラスが素晴らしい。
ホテルで、鐘の音も聞けた。
PECKはミラノの高級惣菜店。店舗はここ以外は日本の高島屋のみ。
社長とその子供4兄弟、その妻たちで切り盛りしている。訪問時も社長自ら厨房に立ち調理を指揮していた。妻たちはレジなどを担当。ここでも家族総出で働いていた。
われわれとミーティングをもってくれたのは、一番下の弟さん。社長がちょうど、イタリアの実業家に叙勲される最高位を受けたばかりとのことで、その勲章を披露してくれた。
スローフードについて伺うと、「その理念はいいが、衛生面や企業化面では難しいだろう」とのコメントだった。
歩いて2,3分のPECKのレストランで昼食。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂の壁に描かれた、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の傑作「最後の晩餐」を鑑賞。
一日前までの予約が必要。時間は15分と限られている。
日本にはたくさんの美術が海外から運ばれてくるが、壁に描かれているので、本物はここでしか鑑賞できない。1999年に20年間にも及ぶ修復が終わった。しかし、湿気の多い食堂にあったため、もはや鮮明ではない。
勿論、撮影はできない。
[海外旅行記]
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