東京上野にある東京文化会館で、プラハ国立歌劇場のオペラ『アイーダ』を観た。
相変わらず、上野の森は平日昼間だというに大勢の人出。
多くのひとが文化に触れることはいいことだ。
今回のアイーダは、静かで清楚な風情の舞台で、ちと拍子抜けした。
が、これはこれで品があってよろしい。
舞台は、後ろにピラミッドの壁とオベリスク風の柱が数本。はじめからずーと同じ。
舞台や衣装の色彩は、白一色に、アイーダとエチオピア王が黒装束、アムネリスとファラオが金色。他は白色。そう、ラダメスは白と金色。
だから休憩時間が20分1回だけと短い。
ミラノ・スカラ座の舞台とは正反対だ。
チケット代も、従ってスカラ座の方が4倍高かった訳だ。
アイーダ役のアンダ・ルイゼ・ボグザのソプラノが、大ホールにひかり輝いていた。
『アイーダ』は、これで5つの上演を観たことになる。
先ずは、DVDだが、ミラノ・スカラ座(ラメダス役をバヴァロッティ)。同じくDVDでオペラ映画(アイーダ役を若き日のソフィァ・ローレン)。
同じくDVDでメトロポリタン歌劇場(ラダメス役はプラシド・ドミンゴ)。
そして、ミラノ・スカラ座のNHKホール公演。そして、今回と。
『アイーダ』は素晴らしい! いいな。
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