両国にある江戸東京博物館で開催中の「世界遺産ヴェネツィア展ー魅惑の芸術千年の都」を観た。
ヴェネツィアは実際に現地を訪れたことがあり、たいへん魅惑的な感激を受けたことを思いだしながら観ることができた。
ヴェネツィア共和国は、マルコポーロの故郷。
彼は、東洋への長旅の末故国に戻り、『東方見聞録』を表わし日本を黄金の国ジパングとして広くヨーロッパに紹介した。
ヴェネツィアは、当時最大の交易国であり海軍国であった。
シェークスピアの戯曲『ベニスの商人』などでその生き様をしることができる。
ナポレオンの侵略で滅びるまで栄華を極める。
華麗なドゥカーレ宮殿や世界一大きな絵画が描かれたり、サン・マルコ寺院などなどが絢爛たる姿を今に伝えている。
そうした絵画や宮殿のもよう、貴族や人々の生活を彩った服装や装飾品などの品々が興味深く、そして浮島としての都市国家の姿を分かり易く展示していて、興味はつきない。
12月11日まで開催。
そして、帰りに隣の両国国技館と道路を挟んだJR両国駅側にあるちゃんこ鍋やと言おうか江戸情緒豊かな造りになっている飲食店に寄って、江戸名物という揚げ饅頭を番茶と共にいただいた。
このお店は、中が広く相撲甚句が流れていて、奥に土俵があり、鎧兜も展示している。
そう、そしてその前に、江戸東京美術館のミュージアム・ショップで、珍しい「煎酒(いりざけ)」が目についたのでゲット。
煎酒とは、日本酒に梅干しと花かつおをいれてことこと煮詰めた江戸時代の調味料だそう。
私がゲットした煎酒は銀座・三河屋の製造で、梅酢も程よく入っていて、和洋何にでも使えるいわば和風ドレッシング。おひたし、豆腐、サラダには抜群の相性。この銀座・三河屋は"江戸スローフードのお店"です。
で、一緒した知人と、つまりは西洋もいいが日本もいい、という結論に達しました。
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