利尻・礼文への旅 その1

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スローライフ日誌

2014年09月22日

9月15〜17日まで、北海道北端の島、利尻島と礼文島を訪れた。
避暑のつもりで予めかなり前から予約をしていたのだが、今年の夏は早めに涼しくなり、避暑の用はなくなったが、はじめてのところなのでともかく行ってみることにした。
イザベラ・バード著『日本奥地紀行』の刺激にも促されて。 

1日目(15日)

羽田から稚内へ飛ぶ。およそ2時間。
先ずは、稚内観光。


昼食をとった稚内副港市場から。

稚内公園(正式名・稚内恵山泊(えさんどまり)漁港公園)


公園頂上からの稚内港の眺望

頂上には様々な記念碑があった。

氷雪の門(正式名・樺太島民慰霊碑)
1963年建立。帰らぬ樺太への望郷の念と、樺太で亡くなった人々の慰霊を捧げている。


 

九人の乙女の碑
昭和20年8月20日、旧ソ連軍の侵攻を知り、自ら命を絶った当時ソ連との国境にあった樺太真岡(現ホルムスク)の郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑。


南極観測樺太犬訓練記念碑
稚内公園は南極観測樺太犬の犬ぞり訓練場であった。
第一次観測隊は1956年東京晴海埠頭を出発した。訓練選抜22頭と130人の隊員・乗組員だった。が、悪天候のため帰還には犬は置き去りにされた。
1年後、再度の観測隊により、奇跡的にタロとジロの兄弟は生き延びていて生還した。


                           ↑樺太犬供養塔


タロの像

ノシャップ岬
アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」という意。根室市にあるノサップ岬とは異なる地。


季節外れのハマナシの花が咲き、赤い実がたくさんついていた。


ソ連から返還された自衛隊の観測基地
韓国航空撃墜事件はこのレーダーが最初に観測した。


稚内港に戻ってきた。

稚内港北防波堤ドーム
1936年波よけ用に建設。全長427m、高さ13.6m、70本の円柱が支える半ドーム型。
古代ローマ建築などを思わせる北海道遺産に指定。
現在さまざまな催しにも使われている。


サハリン往復便の国際線ターミナル

遠くに北防波堤ドーム全景


このフェリーに乗って利尻島へ
およそ2時間。

船上から自衛隊のレーダーが目立つ。

白波は立たず、でもうねりはありそう。天候曇り。それ程の揺れはなし。


利尻島到着


宿の北国グランドホテル。
紫陽花の色が鮮やかに残っている。
夕餉には、新鮮なボタン海老サーモンの刺身蟹、そしてホッケの煮付け、昆布入りのスイーツなどなど、美味しい海の幸をいただく。
ホッケは開きしか知らなかったので嬉しい驚き。美味しい。

利尻は火山島なので温泉もある。

夜の星空見学会があると言われたが、この天候では無理でしょう。
晴れていれば満天の星の煌めきが見えることでしょう。

翌朝、ツアーメイトから、雲の切れ目から多くのきらきら星が見えたと聞いた。

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