数日前にも聞いたような気がした。が、一声二声だったので、空耳かなと思っていた。
今朝は確かに聞こえた。裏の公園からのようだが定かでない。
で、鶯につられるようにしてウォーキングに出かけた。
鶯を見たことがない。いつも声だけ。鶯と間違えそうな、鶯色をした目の周りの白いかわいい小鳥はよく我が家の庭にも来てくれるが、これは目白だ。鶯はどちらかというと茶色っぽくて、雀のようらしい。
梅の満開の家もあるな。
そこうして2時間近くして買い物を手にぶら下げて家近くに戻ってきたら、鶯が元気よく鳴いている。何所かしらと見回すが分からのない。公園ばかりでなく、結構まわりの家に大きな庭木や梅の木があるので、手荷物をぶらさげたまま公園に入っていって辺りを見回してみたが、結局分からずじまいだった。
白洲正子の書き物に、夕顔の咲く時を見たいと寝ずにその蕾を見張っていたら、とうとう咲かずに萎れてしまったとか言う事を読んだのを思い出した。見せたくないのを無理して見たがることもないな。秘めた美しさをこころで愛でるに止めておこう。
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