花盛り

スローライフ日誌

2016年06月30日

昨日、知り合いのお宅が取り壊しマンションに建て替えとの事、前から垣根に咲いているクチナシの花が欲しいなと思っていた。たまたま午前中通りかかったら、そこのご主人がいてこれまた知り合いの近所の奥さんと話していたので、その旨話したら、どうぞどうぞ全部持っていって下さい、花たちも喜ぶでしょうから、垣根ぎりぎり40cmまで掘り返してしまいますから、との事。
とりあえず頂いたクチナシや紫陽花を抱えて帰ったら、丁度両隣の奥さんと会って、どうしたのと。かくかくしかじかと話すと、ではいただきに参りましょう!　と言うことになり、昼下がり、シャベルやらスコップやら花ばさみやら持参し、自転車で出かけた。
ご主人から裏戸の開け方を聞いていたので入った。庭いじりを愉しんでいたと言うだけあって大きなクチナシ、紫陽花は元より梅、木槿、その他たくさん、芍薬、牡丹、などなど。クリスマスローズ、都忘れ、カーネーション、笹百合その他たくさんが、掘り返されてしまうのだ。
ついうっかり、先ほどご主人に、木や花たちが可哀想、なんとかなりませんかと言ってしまった。ごめんなさい、ご本人が一番辛い思いをしているというのに。

それぞれ深く根をはっていたりで、三人がかりとは言え女手ではとても無理。余り欲を張らずに、それでも自転車でも持って帰れない程頂いて、ついには車に積み替えて戻ってきた。

不思議なことに、土いじりというか、スコップやシャベルを持って友達と歩き、お喋りしながらの作業に出かけたら、遠足というか野山に遊びにゆくというか、はたまた畑に出かける気持ちというか、とても懐かしい穏やかないい心持ちを暫く味わった。
そこのご主人に御礼の電話を入れたら、かえって「ありがとうございました、花たちもよろこんでいます」との事。ご本人が一番気遣っていたのでした。

帰宅して、早速私は牡丹と芍薬など植えたり、クチナシ、紫陽花など切り花に飾った。
我が家は思いかけずに花盛り。

クチナシや紫陽花は小さな虫や花粉がたくさん付いていて、それが落ちたり広がってして要注意。