エジプト悠久の旅
朝6:00、続々と観光客が飛行機で着く。われわれは日の出を拝むのだが、彼らは着いたばかりなので神殿の説明を受けているので、向きが反対。
(6:40、ナセル湖から日が昇る)
(1年に2日、神殿のご神体まで日が差し込む)
空路アスワンまで戻り、ヌビア地方の見学をする。
先ずはアスワンハイダム。
ナイル川が堰き止められ広大なナセル湖を造った。
アスワンハイダム
エジプトの電気の50%を供給していて、輸出もしているそうだ。
「砂まで持って帰るのは日本人だけ! 」とガイドさんは笑わせながら、「いっぱい持っていってください。」と。
まるで黄な粉のようだ。わたしもミネラルウォーターの空きボトルにいっぱい入れてきた。
ナイル川の島にあるイシス神殿へ渡し舟でゆく。
フィエラ島にある。この島はかつてアギルキア島と呼ばれた。プトレマイオス朝や古代ローマ帝国時代に造られたイシス神殿の他、多くの遺跡がある。かつてのフィエラ島はハイダム建設で水没したため、そこにあった遺跡をこの島にユネスコの協力で移した。そして新しくフィエラ島とした。
このイシス神殿もラムセス2世の力によるところ大。
(渡し船から見るイシス神殿)
(キオスク跡)
(列柱広場から塔門を臨む)
(レリーフが見事)
今夜の宿でシアスタ(昼休み)。ゆっくり休んでいかないと、この炎天下はきつい。
(バスマ・ホテル)
ホテルには必ず大きなプールが備わっている。
一泳ぎして体をリラックスさせるもよし。
水は飲まないで、上がったらミネラルウォーターで口を濯いで。
ヌビアの人々が纏まって住んでいる。
ヌビア人は肌が黒い。
エジプト人は褐色。
ギリシャ人、ローマ人は白い。プトレマイオス王朝はギリシャ人の建てた王朝なので、クレオパトラは白い肌だった。
ヌビア人の案内で、ファルーカという帆船でナイル川を遊覧。途中小さな渦潮が多く、カタラクトホテル、エレファンティナ島などが見える。大昔はかなりの難所であっただろう。下手をすればすぐに岩場や浅瀬に乗り上げそう。
風が凪いでいて、途中モーターボートで曳いてもらったが、帰りは夜暗くなった。明かりはない。
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