お楽しみ三題

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スローライフ日誌

2012年09月11日

まだ芸術の秋には早かったが、とある1日に3つのお楽しみを廻った。

一つ ツタンカーメン展
上野の森はいつも大混雑。だが特にすごかったな。
「上野の森美術館」でエジプト考古学博物館所蔵のツタンカーメン展が8月から12月まで開かれている。8月も終わり、9月まで有効の入場チケットをもっていたので出かけた。
と、何と、2時間待ちの入場整理券制となっていた!! 参った参った、が、折角上野まで出たのでというか、その日はしっかり予定を組んであったので精養軒でランチなどしながら待った。
以前、カイロにあるエジプト考古学博物館でじっくり「黄金のマスク」なども観ているので、何となく親しみを覚えた。黄金のマスクは今日ではエジプト海外貸し出し禁止になっているため来ていない。
小一時間さっと見て満足した。ミュージアムショップはちゃちな品しかなくエジプトで買う数倍以上の値。

二つ 古代エジプト展
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー大英博物館所蔵などの「死者の書」を中心に展示。こちらは9/17日で終了のため是非にと行った。以前、大英博物館にも行って古代エジプトの展示を観ているが、死者の書は見た記憶がなかったのでたいへん興味深かった。
古代エジブトでは[死」とか「冥界」「死後の世界」に強い関心をもつていたのが改めて分かる。
葦のペンでパピルスに、炭の墨や酸化鉄の赤で細かにヒエログラフという文字や絵を丹念に描き込んであるのに驚く。今回の展示の圧巻は、グリーンフィールド・パピルスといって、全長37mに渡る死者の書の巻物である。ある高官女性司祭のためのもの。冥界を無事通過するための200もの呪文や審判、そしてイアルの野という楽園で復活再生をするまでが描かれている。
ミイラの木棺などに書かれているヒエログラフは、死者の書の一種なのである。
こちらはじっくりと1時間程観た。

三つ 光本幸子さん誕生日会
青山で、夜、恒例となった光本光子さんの誕生日会。美味しい食事と光本さんの隠し芸が披露される。
今年は文楽・浄瑠璃をうなって爪弾いてくれた。隠し芸とは言え幼い頃から踊りや三味線、太鼓、謡いなどなどを鍛錬身につけていらっしゃるので、そこは家元や本家が同伴されて見事。
幅広く大勢の交友方が集い、楽しい優雅な一時である。
益々嫋やかに美しく、素敵な舞台を踏んでいって下さいな。

以上、たいへんと中身の濃い一日でした!  

 

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