久々、でもないか、1ヶ月前くらいに稲毛駅ビルでばったり会って、二人とも東京での仕事の帰りだった。和菓子やで抹茶を飲みながら一休みしたのだったな。
そして、昨日の昼食を約束したのだった。高校時代からの友。
彼女はまさに現役で活躍中。和歌の大家になった。大学での教鞭のほか、和歌の会の編集委員など役員、各地のコミュニティーセンターでの教室講師、著書出版、そして、加えて和歌の世界の大きな仕事が廻ってきてしまったらしい。
感心するのは、彼女は、数学教師を辞めて10年前まで認知症に罹っていた母親をひたすら介護し続けていたのだ。
その後、本格的に和歌の道に進む。そしてこの10年でこれだけのものを修めてきたのだ。
もともと真面目に物事に取り組む友だ。
時間がないと頻りにいう。と言うのも、和歌の指導してくれた亡くなった学長から託されたいわばライフワークとも言うべき研究に取り組む時間がないのだと。10年計画で取り組みを考えていたが、他の仕事が頻発し、研究が進まないと。
歌ならば誰でも詠めるが、和歌の研究家としてその成果を残したいのだと。
素晴らしい。凄い。
この10年と言えば、私は一応会社勤めを辞めて、さらなる自由な道に漂っていたのだった。
それはそれでよしと。スローライフを贅沢に満喫しているのだからね。
で、この夏休みはどうするのということになり、彼女は貴重な時間を出来れば研究に当てたいところだろうて。私はと言えば、そろそろ九十九里に避暑して草取りにでも精を出そうかな、と。
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