昨日の日曜日は久々のバス旅行を楽しんだ。
朝日カルチャーセンター千葉の公開講座「房総・酒蔵紀行」で中・南房総を一周した。
講師が知人の佐野千寿恵さんで、彼女から誘われてのスローのいい旅であった。
千葉県には42の酒蔵がある。
その中でも、少人数で手造り、しかも歴史のある、大原町の木戸泉酒造と、岩の井の名で知られる御宿町の岩瀬酒造を見学した。
今は仕込みの時期で、そろそろ終りだが、杜氏は休日なく酒造りに励んでいた。
めったにみられない仕込みの過程を、杜氏の案内で、身を清めて見学した。
そして、利き酒。
目の前で搾った酒を楽しんだり、一合2、3千円しそうな酒を一升瓶で何本も。
みんな、利き酒ですでに出来上がってしまった。
昼食は、御宿町にある愚為庵(ぐいあん)という築200年(だったかな、)の茅葺古農家をそのまま使った食事処で、房総の自然の恵み・旬の味をたんのうした。
この愚為庵の家主は、私の高校時代の部活で2年先輩だった方。名前を伺った時、この地の由緒ある名なのでもしやと思っていたのだが、やはりそうだった。43年目の再会で、しばし時空が飛んでしまった。
みなさん「酒を飲んだらスローライフ」が合言葉になってしまって、昼食が終わったのが3時!
後は、千倉町にあるた高家(たかべ)神社という、全国に一つしかないといわれる料理の神様を祀る神社に参拝して、千葉市へと戻ってきた。
千葉の豊かな自然、食文化、そして歴史を再発見できた。これを守り、引き継いで、次に伝えていきたい。まさにスローでこころ豊かにしてくれた旅でした。
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